
私は3年間ほど山善の電気ケトルを愛用していて、コーヒーや料理などふだんの生活で欠かせないアイテムとなっている。
実家の親も電気ケトルを使用しているが、そのティファールの電気ケトルには沸騰機能しかない。
年末の帰省のタイミングで、保温機能、温度調節機能をもった電気ケトルをプレゼントすることにした。これまでの使用感と変わり、新たな電気ケトルを喜んでくれるに違いないと期待した。
しかし年末に購入した「RESROY」の電気ケトルを親が使い続けることにはならず、私の帰省時専用となり押入れに収納されることになった。
- 電気ケトルの性能の違い
- 使うユーザーによって求めることが違う
ことが分かる記事になるように帰省時の思い出をまとめていく。
【比較レビュー】電気ケトル3つの違い
【比較表】電気ケトル
ティファール ジャスティン ロック | 山善 EKG-C801 | BESROY KT10R | |
容量 | 1.2L | 0.8L | 1L |
注ぎ口の形状 | 三角口 | 細口 | 細口(6mm内径) |
素材 | プラスチック | ステンレス | ステンレス |
重量 | 0.9kg | 0.98kg | 1.3kg |
温度調節機能 | x | 50℃〜100℃ 7段階(1℃単位) | 40℃〜100℃ |
保温機能 | x | 50℃〜100℃ 7段階 | 1〜24時間設定 |
安全機能 | お湯漏れロック機能 省スチーム設計 自動電源オフ機能 空焚き防止機能 | 空焚き防止 | 空だき防止機能 自動電源OFF機能 |
参考価格 | 約3,500円 | 約8,000円 | 約5,500円 |
ティファール「ジャスティン ロック」

私の実家で使用しているティファールの製品はおそらく10年近く使用している気がする。電気ケトルは壊れない限りずっと使える。コスパはかなり高い。
ここでは価格.comの売れ筋ランキング上位「ジャスティンロック」(2024年9月発売)を紹介しておく。
沸騰機能のみに絞った定番型。子どもからお年寄りまで誰でも使いやすいように設計されていて安全機能が豊富。
山善「EKG-C801」

私は山善の同タイプのものを2021年12月に購入して愛用している。価格は6,500円ほどだった。
機能、使いやすさは申し分なしで、生活満足度を高めてくれる。
実家の親にプレゼントするまで気づかなかったが、
電源ボタン、温度選択、保温、沸とう、ー、+
のシンプルなタッチパネルボタンが使いやすい。
BESROY「KT10R」

年末時、10,872円のタイムセール40%オフ、6,480円で購入した。
温度設定、保温機能など私が電気ケトルに求める性能は全て備えていた。しかし操作感だけが良くなかった。
楽天市場では取り扱いがあるが、Amazonでは取り扱いがなくなっている。
あえてこれを購入する必要はない。
AmazonでBESROYの同形状の別製品の取り扱いがある。
https://amzn.to/40PMtkh電気ケトルを親にプレゼントする
電気ケトルを購入した経緯
電気ケトルで沸騰させる機能しかないものは、やかんでお湯で沸かすのと同じ役割しかもたない。
近ごろは手頃な値段で保温機能、温度調節機能といった生活満足度を高めてくれるものが多数出ている。これを実家の親にプレゼントすると喜ばれるに違いないと帰省時に購入することにした。
12月30日、年の瀬だけどすぐに手元に欲しい。そこでAmazonPrimeで即日発送になるものから選ぶことにした。
翌日には配達された。配送の人に感謝。さっそくコーヒーを飲むためにいつもの温度の90度に沸かしてみようとするが、操作方法がよく分からない。
どれが温度調節?どれが沸騰?どれが保温?
使うたびに操作方法に戸惑いつつ、時には説明書を参照しながら1週間の帰省中に使うことになった。
【電気ケトル】BESROYを使ってみて
結果、親はBESROYの電気ケトルを使わなくなった。理由は2つ。
- 操作を覚えられない
- 沸騰のときの音がうるさい
確かに操作ボタンが分かりづらい。でも電気ケトルでの操作は沸騰、温度調節、保温くらい。
慣れればなんてことなさそうだが、高齢者にはその操作を覚えること自体が受け付けないようだった。
私がプレゼントしたBESROYの電気ケトルは箱に戻れされ押入れ行きとなった。そして以前に使っていた沸騰機能のみのティファールが使われることになった。
「電気ケトルの上位版」として位置付けていたBESROYだったが、需要は人それぞれなんだと学んだ。沸騰できれば十分、って人もいる。これからも高齢者であふれる日本において、高性能な製品が必ずしもベストとは限らない。