【半年間の断酒】36歳の体験談 l 毎日飲んでいたお酒と決別することにした

コラム

2024年の7月から酒をやめることにした。

上京して一人暮らしをするようになり、それまで毎晩のように500mlビール缶を2本飲んでいたのだが、ふと「酒、やめてもいいかな」と思うようになった。

といっても深刻な話ではない。36歳一人暮らしのフリーランスが、半年間にわたって断酒が続いているというだけ。

酒をやめないといけないとか、酒を飲むデメリットとか、酒を飲む人を否定する趣旨ではない。

あくまで体験談として気楽に読み進めてほしい。

【結論】酒を(ほぼ)飲まなくなった

半年間の断酒

1日の疲れを癒すのが私にとってビールだった。500ml缶を2本飲まないと1日が終わった気がしない。

でも、酒を断つ決心をしてみて、それが続くかどうかの確信はまったくなかったけど断酒は続いている。

酒をやめる、禁酒、とかのニュアンスとは違う。私から酒との距離をとるイメージで「断酒」に近い。

酒を飲む、という選択肢が頭の中からぽっかりとなくなってきている。家での飲酒はしなくなったし、ひとりでの外食時にもビールを飲むという考えが頭に出てこない。

月1、2万円の支出が減った

500mlビール缶を2本というと、500円を超えてくる。それを20日飲んだとしても1万円を超えてくる。

その他、ひとりでの外食時や、飲み会での飲酒の機会が減ったことによる支出減がある。

月2万で、年間にすると24万円。飲酒をしないと4年で約100万円がかからなくなっている計算になり、月の支出が減っているのが実感としてある。

直接的な支出(酒代、飲み会、付き合い)

間接的な支出(体調不良によるもの、財布が緩む)

長期的な支出(将来的な医療費増加のリスク)

36歳の時点で酒をやめたのは支出のトータルとして大きいものだと感じる。

酒をやめた理由

ビール好きの私としては、酒を飲むデメリットがあったから、というよりも「もっと他にやりたいことがあったから」が酒をやめた理由になる。

すべてを一緒に手に入れることはできない。

仕事が終わった後の家での過ごし方をとっても、読書や映画などの観たいものがありすぎる。晩酌は最高においしいが、インプットの質の低下は否めない。

寝る前のビールとつまみは何ものにも変えがたいおいしさだが、一時的に寝つきはよくなったとしても睡眠の質の低下によって日中のパフォーマンスは落ちる。

そして飲酒によりトレーニングの成果である筋肉の合成を妨げたくない。

酒をやめた理由は様々だが一言で言うと、人生の時間を自分のものとして使いたいから、となる。

これまでの飲酒習慣

毎日500mlビール缶を2本

家で買いだめをすることはなかった。ビールが冷蔵庫にあればその分飲んでしまうから。

手間をあえて作るために、その都度コンビニに買いに行くようにしていた。面倒くささが勝ってビールを買いに行かない日をつくりたい狙い。飲む量、飲む頻度を減らしたいとは思っていた。

コンビニに毎晩行くようになると、酎ハイにも手を出すようになった。味は好きじゃない。9%のアルコール度数の高いものを求めるようになっていた。

ただ眠たくなりたいだけ。

ちなみに、飲み放題の居酒屋ではビールを6、7杯は飲んでいた。ビールだけなら二日酔いになることもない。それだけ飲んでお腹がいっぱいにならないものかと自分でも思うけど全然大丈夫だった。たんにビール好きってこと。

焼酎、日本酒、ウイスキー

私は度数が高い酒でもいける方で、焼酎、ウイスキーはストレートでも大丈夫。自宅に置いておくとすぐに無くなるから金がかかってしょうがない。

だから家では飲まない。飲み会でたまに飲む程度で、酒の種類を決めて飲むようにしていた。それに疲れてくるとビールで水分補給していた。

飲んでいる日はいいけど強い酒を飲んだ次の日はたいていは二日酔いになった。

もうこんなには飲まないぞ、と二日酔いの頭では思うけど、また飲み会があれば自分の限界近くまで飲んでしまうことを繰り返していた。

飲みたくなった時の対処法

喉の渇きをなくすことが最優先

ビール好きの私の対処法となる。

まず、ビール好きにとって飲む前は喉が渇いている。

喉が渇いている →ビールを流し込む →最高にうまい

この図式が出来上がっている。

単純な話、水1Lがお腹に入っている状態で酒を飲もうという気にはなれない。ということで、飲みたくなるキッカケから対処する。日中の水分摂取を多めにしておく。普段から心がける。

それでも飲みたくなったら炭酸ジュースを買う。好きなジュースを自分に許してあげる。

ノンアルコールビール、白湯で代用する

ノンアルコール市場が過去最大規模に成長していて、ノンアルビールのおいしいものが増えてきている。

夏場にはビールを流し込みたい気持ちがどうしても出てくる。そんな時には私はノンアルコールビールを良しとしている。

あと半身浴の時。体が水分を欲しているときに飲むノンアルコールビールはおいしいし、ビールより安上がりなのもいい。

酒好きには何かを飲んでいないと口寂しいということがある。そんな時は白湯を飲むといい。体が温まるし水分補給にもなる。

70〜80度の白湯を保温ボトルに入れてよく飲んでいる。

【まとめ】人生の選択として

酒を半年やめてみて

これからはどうする? となると、今後も基本的にお酒は飲まないことにする。先ほど書いたが、酒を飲むという選択肢が頭から無くなってきて、酒を飲まずにすんなりと来れていることに驚いてもいるのが実感。

飲みだしたらキリがないし、週一、月一、イベントがあったら、仕事で成果、のような飲むタイミングの決め事もしない。

とはいえ、飲むことを自分の中で否定しているわけではない。

飲み会の席では、最初の一杯だけビールを飲んでもオーケーとしてもいいし(まったく飲まないと変な空気になるかもだし、飲まないことの説明もめんどくさい)、

今年の帰省では父が買ってきた日本酒を飲むこともあった。(父に付き合ってあげたい)

酒を飲まない、という選択

ここまで書いてきてなんだけど、ビールを飲みたいなとか、飲んでいる人が羨ましいなという気持ちが起きることもある。

私がもしFIREすることがあったなら、夕方から小料理をつまみながらビールを飲んでいる姿もありだという感じもする。

ただ、何かを手にしたなら何かを手放さないといけない。

私にとっては酒を断つことで、やりたいことに対する時間や、自身の健康を優先したいというだけの話になる。

そこを見つめることが出来たなら、酒を飲まないことが自然と継続していくんだと思っている。

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